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5号蒸気機関車 [宇都宮]

壬生町にある おもちゃの駅 です
名前の通り玩具の作る工場が多いのでこの名前が付けられました
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さして駅前にはSLが展示されています
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【看板説明】永遠なれ蒸気機関車
ここ栃木県おもちゃのまち駅に、なつかしいSLがやって来ました。この5号蒸気機関車は大正・昭和の二代、半世紀の長きにわたり、かぎりないロマンを乗せて走りつづけ、輸送の大任を果たして参りました。そして第一線を引退後、“Tomix”という鉄道模型を製造している、当おもちゃ団地内のトミー工業株式会社栃木事業所構内に、保存されておりました。しかしこのたび、より多くの人々に親しんでいただく為に、この場所に移し静態保存されることになりました。この保存のために御協力いただいた、東武鉄道株式会社ならびに、トミー工業株式会社に対し深く感謝するとともに、御覧なる皆様の心の中に、いつまでもこのSLが生き続けることを願うものであります。
1982年12月 輸出玩具工場団地協同組合

5号蒸気機関車は、1921年(大正10年)栃木県の宇都宮石材軌道(株)(昭和6年東武鉄道(株)へ合併)が日本車輌製造(株)より購入しました。その後、東武鉄道のNo.58をへて、1938年(昭和14年)に鹿島参宮鉄道(株)(現・関東鉄道(株))の竜ヶ崎線へ移動し、1970年(昭和45年)頃まで使用されました。動揺改善が目的と思われるヘンシェル形の変形と言える従輪付きで、C1の軸配置は日本車輌製造(株)でつくられた数多くの蒸気機関車の中でも現存する最古のものと言えましょう。(看板説明より)

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主要諸元(看板説明より)

気筒径×行程:330mm×451mm
使用圧力:12.66kg/cm2
火床面積:0.88m2
伝熱面積:48.59m2
(煙管:44.32m2/火室:4.27m2)
運転整備重量:29.97t
水槽容量:4.54m3
燃料搭載量:1.185t
最大寸法(長×幅×高):
8312mm×2642mm×3454mm
動輪径:914mm
管理輸出玩具工場団地協同組合
土地提供 東武鉄道株式会社
機関車提供 トミー工業株式会社
(以上、展示場の看板記述より)

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東武鉄道 宇都宮線
おもちゃのまち駅の東口に鎮座している機関車が5号機関車
東武電車の車窓からも見える場所にある
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この機関車は栃木県にゆかりのあるものですね
宇都宮石材軌道での稼働を皮切りに複数の会社を渡り歩いたようです
各地に静態保存されている機関車は保存場所が必ずしも、その機関車のゆかりの場所とは限らない
むしろその土地に縁もゆかりもない場合が多々ある
そんな中、ゆかりの場所に近い所へ戻って来れたのは幸運なのかも知れない