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ライカ スーパーアンギュロン 21mm (第1世代 f4.0) [ライカ]

1959年製のライカ スーパーアンギュロン 21mm f4.0です
第1世代となります
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当時のライツは21㎜なる広角レンズを作る技術はなかったので、ドイツのレンズメーカー・シュナダー社にOMEを依頼して製造しました
製造本数はMマント用には約5200本、対しLマント用は1460本ほどです
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レンズ後端がかなり飛び出しているので、このスーパーアンギュロン21㎜f4すべてM5、CLには改造なしでは装着でません
またM6以降の露出計は正確な測光は出来ません
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また、レンズ硝材が柔らかいのか、前玉が傷ついているものが多いので購入の際には注意である
実はMマント用のスーパーアンギュロン21㎜f4はすべてレンズ後部のリングを外すとバルナック用になる
用はマントアダプターが付いたものがM型用になっている
純正Lマント用の方がレアで値段も高いが、中にはM用のものをリングだけ外して売っているものあるのでご注意を
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描写の特徴は歪曲が少なく全画面でシャープ、そして凹レンズの作用によって周辺光量も豊富です
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そしてこのフード
通常はIWKOO(12502)のフードですが、初期のごく一部に「Super-Angulon 21mm 」の刻印が入ったものがある
レアです
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以前は、このレンズは前に述べたとおりレンズの後側が出っ張っているため、デジカメに取り付けるとデジカメの素子にあたり使えませんでした
しかし現在ではアタプターが作られデジカメでも使えるようになり、人気になってきたレンズの一本です