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かっぱまんじゅう [栃木・鹿沼]

こんなものをお客さんから戴きました
栃木県鹿沼市にある『黒子松屋』さんの焼き菓子の詰め合わせです
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中からは、苺河童りんぐ、河童りんぐ、苺どら焼き、どら焼きが入っています
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早速、苺どら焼きを食べてみました
苺の香りがして美味しいどら焼きです
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このお店は『かっぱまんじゅう本陣』として商品を販売しています
この河童の伝説は
近くを流れる小倉川(今の思川)は昔、清瀬川と呼ばれていました
今から約四百年前、この川には相撲好きのいたずら河童が棲んでいて、人を見ると背後から飛びつき、人を投げ飛ばしては、ひとり喜んでいました
ある日、この河童が川のほとりに立っている皆川の出城、深程すわ城の城士小倉主膳之介に、いつもの手で後ろから飛びつき相撲を挑んでいきました
しかし、主膳之介は大力の武士でしたから河童はたちまち川原にたたきつけられてしまいました
卑怯な河童は、驚きあわて「お許し下さい。二度と人にいたずらしません」と約束して、川の中に姿を消しました
その後、村人たちは、清瀬川を渡る時は「小倉だ、小倉だ」と言うようになり、河童の難を避けたということです
そして川の名まで小倉川とよばれるようになりました
この、ユーモアに富んだ郷土民話に因み売りものにつくりあげた生和菓子が「かっぱまんじゅう」です