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ライカ ズミクロン 90mm f2.0 [ライカ]

ライカ ズミクロン 90mm f2.0 です
製造番号はNo165万代です
よって1959年製です
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でもよくこのレンズをご存知の方はちょっと疑問に思われる方もいるかも知れませんので最初にそのことを記載いたします
1959年製と言うと初期型になります
クロームメッキの胴体に収められているはずです、しかしこれは黒の胴体です
実は、この固体は㈱関東カメラサービスで購入いたしました
同社が仕入れたさいには、クロームメッキの胴体に入っていたそうです
しかし、あまりにもひどい状態だったので、手持ちに黒の胴体が新品であったのでレンズのみを移植したそうです
よってレンズは1959年製、胴体は1970年代のもです
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レンズの後ろには三脚取り付けようの台座もあります
ずっしり重いレンズです
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ライカブランドの大口径望遠レンズの筆頭に挙がるのが、このズミクロン90mmでしょう
ライカ黄金期の手間を惜しまない造りのよさを実感できるレンズです
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撮影は最短1mとはいえ、90mmではその被写界深度は驚くほど薄くなり、ピントが立ちながらフレアがかかり、ボケも美しい円形で、とても柔らかな印象に仕上がるようです
これは内蔵型フードを出したときの状態です
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レンズ内の絞り羽根です
枚数も多いです
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先に申し上げたとおりちょっと改造品となります
購入時にも元のクロームメッキの胴体に戻せないかと問い合わせしましたが無理なようでした
ま~胴体の形状は変わっているが、レンズは初期型も後期型も同じ物だと言うことなのでいいことにしましょう
格安に入手しましたので・・・