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防空監視哨(ぼうくうかんししょう) [栃木・鹿沼]

此処は鹿沼市の粟野城跡、城山公園です
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結構広い場所ですよ
桜が咲き、つつじ、シャクナゲ等々が季節ごとに咲きます
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上からの眺めです
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そして此処にはこの公園には山の頂上から中腹まで一気に滑り降りる「城山スカイローラー」と言う全長115メートルのローラー滑り台があります
けっこうスピードが 出るので足ブレーキを使いながら、ゆっくり景色を見ながら降りましょう
ダンボールの上に座って降りるとズボンも汚れないかも知れません
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そしてここは城山
色々なところに跡が残っています
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山の上からの眺めは最高ですね
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この公園は、今から約650年前の室町時代・・・足利尊氏に伴っていた平野氏がここに築城した粟野城の跡です
築城以来1584年と1588年、1589年の3回に渡り戦場となり落城しました
特に3回目にの1589年は、あの豊臣秀吉の 小田原征伐時、北条氏側に組して越後の上杉氏、信濃の真田氏の猛攻に会い落城し以後廃城となり明治期になって横尾氏が、戦死者をともらう為旧城の跡に五重塔を建立し、そこに「山つつじ」や「梅」を植えて公園化し現在に至っています
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そして今回の目的は別にあります
険しい山肌を上ります
現在整備中のようです
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着いた~
標高127mの頂上には戦時中の『防空監視哨』が残っています
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防空監視の任務は、敵機の飛来に当たり、いちはやくこれを偵知、発見し、防空飛行隊および高射砲隊その他(いわゆる防空諸部隊)の戦闘準備をすみやかに完成させ、当該都市の住民に灯火管制、消防、消毒、避難その他の防護準備をさせるため物だったようです
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確かに見晴らしがいいですね
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此処で監視をしていた人の記事が地元新聞に掲載されていました
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此処の目的はソビエトからの敵機飛来を監視していたそうです
結果的には来ませんでした
毎日暇を持て余してここに居たそうです
朝夕は、近所のだれだれが出かけて行くところとか、あこがれの女学生を双眼鏡で見ていたそうです
のどかでしたね
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あ~疲れました
毎日ここに登って行くのは大変でしたでしょうね