SSブログ

ライカ CL 50周年記念モデル [ライカ]

ライカCL 50周年記念モデルです
ボディーNoから行くと1974~1975年製です
このライカCLは1973~1976年の間に65,000台製造されています
50周年記念モデルは3,500台製造です
P1010400.jpg

1970年代初頭、一時経営危機に見舞われたライツ社は、より効率の良い部品供給とカメラ組み立てのパートナーとしてミノルタを選びました
ミノルタ側は、大変光栄な事とその提携を受け入れると同時に深刻化していたライツ社の経営立て直しのために体制を確立し、ある意味採算度外視で協力した
このコラボレーションの結果として、一眼レフ用のレンズに関する技術協力、そして後年のライカR3以降R7までのボディシャーシの提供と進んでいきました
そしてこのCL は、ライツ社が設計、ミノルタが日本国内で生産しました
尚、日本国内では Leitz Minolta CL の名称で販売され、海外では Leica CL の名称で販売された
P1010401.jpg

このカメラは、ライカCL名で65,000台、ライツミノルタCL名の生産台数は不明
しかし、ライツミノルタCL名の生産台数は少なく海外ではこちらの方が人気があります
50周年モデルは別です
ちょっと前であれば結構いい金額でした
P1010402.jpg

そしてこのコラボが出来ました
以前ご紹介した私が高校生時代に新品で買ったライツミノルタCLです
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-01-31
P1010404.jpg

40年ぶりの出会いでしょうか






ライカ M2 ブラックペイント オリジナル [ライカ]

ボディーNo105万代の希少なライカM2ブラックペイント
もちろん、フルオリジナル
1962年に150台だけ製造された中の一台です
P1000363.jpg

ライカM2、M3、M4にはごく少数ですが、オリジナルのブラックペイントのボディが存在します
もともと,M型ライカが誕生した当初はシルバークロームしかありませんでした
何故ブラックペイントが誕生 したのかは定かではありませんが,1つこんな逸話があります
当時ライカを扱うフォトグラファーで、アンリ カルティエ ブレッソンという方がM3のシルバークロームを使っておられた ようなのですが、「シルバーは目立つ」とのことで黒いテープをぺたぺたと貼っておられたようなのです
それを気の毒に思ったのか当時のライツの人が特注で黒く塗装したM3を作って使っていたようです
当時のブラックペイントは俗に「プロ仕様」と呼ばれています
実際は普通に 売ってたみたいですが・・・
P1000366.jpg

このM2は1957~1970年の間に87,576台生産されその中にブラックペイントは1,871台存在しています
P1000365.jpg

ちょっと前であれば100万円位はしていたカメラですが、現在ではそんなにはしません
めったに出会うことのないカメラですので、清水の舞台から飛び降りるつもりで買ってしまいました
P1000364.jpg

こんなカメラを持っているからといって上手い写真をできるわけではありませんが・・・
でもたまりませんね~
参考までに以前ご紹介した後塗りのM2ブラックペイントです
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-02-17-4
こちらはあまりにも綺麗過ぎて使うのがもったいない感じです
このM2は使い込まれていますので、気兼ねなく使えます
さてと、これからこれを使ってガンガン撮影します



ライカ 双眼鏡 [ライカ]

これは一体なんでしょう
年季の入ったケースに入っています
P1030690.jpg

中からは双眼鏡が出てきました
一見ただの双眼鏡ですね
P1030691.jpg

よく見ると、ライカのマークがついています
ライカの8×30の双眼鏡です
P1030692.jpg

実は、この双眼鏡は某中古カメラ市で発見しました
最初の写っているケースは触ると皮がぼろぼろで手が茶色くなりました
中を見ると双眼鏡、そしてライカ製、価格はなんと2000円です
これは買いです
ちょっとカビ跡、曇りはありますが使えます
でも後日オーバーホールをしようと思いまして色々とあたりましたが、双眼鏡の修理はカメラと違って特殊工具が必要でなかなか行っているところありません
やっと長野県に行ってくれるところを見つけましたので後日オーバーホールに出そうと思っています

でも、ライカの双眼鏡の資料はほとんど無く何時頃のものかもわかりません
どなたか判る方がおりましたら教えて下さい
P1010467.jpg

P1010468.jpg




ライカ マガジンケース&フラッシュ [ライカ]

さてこれは何でしょう
おっとよく見れば、ライカのマークが・・・
P1000146.jpg

円筒のものは『アルミニウム製マガジンケース』です
薄いアルミニウムを整形したもので、フィルム(マガジン)を2本入れることが出来ます
筒の内部には、ベルベットが張られていて結構手間が掛っています
P1000147.jpg

そしてもうひとつはこれです
P1000149.jpg

今では使うことのない『折り畳み式フラッシュガン(DEOOC)』のセットです
P1000151.jpg

まず使用することはないですね
フラッシュバルブは持っていますが、まだこれでテスト発光はしていません
多分内部にあるコンデンサーが抜けていると思いますので、交換しないとダメでしょう

この二点は京都西陣の某旦那さんが高額に売りつけてきましたが、確か100円支払って戴いてきました
怖いですね~



ライカ ズミルックス 50mm f1.4 [ライカ]

1961年製のライカ ズミルックス50mm f1.4 で第1世代後期型になりります
このレンズは1959年にズマリットF1.5変わって登場し大変作りがよく、もはや工芸品である
「貴婦人」とも呼ばれている
P1030687.jpg

第1世代前期型のズミルックスはシリアルナンバーはNo.1844000までのものである
後期はNo.1844001からのもので、新しい設計のレンズになった
P1030688.jpg

この前期と後期は、ほとんど同じであるが、レンズ長は2mm短く、前期のものよりもレンズ正面の製造番号などが記入してある黒リングが広くなった
この後期は中身は第2世代と同じであるので第2世代の仲間に入れる向きもある
また、ほとんど同じであったのでライカ社もレンズの構成変更をしたことは数年先に発表したようである
そのほかブラックペイントも存在する
もちろんレアものである
P1030689.jpg

ズミルックスはズマールなどと同じくラテン語のSumma「最高のもの」と、luxはドイツ語のLuxus「豪華」あるいはラテン語のLux「光」との関連があるようだ
最高に豪華なレンズ、あるいは最高に光を得るレンズ、いずれもズミルックスにぴったりの名前だろう





ライカ 卓上三脚 [ライカ]

1949年に発売された卓上三脚です
卓上三脚を折り畳んだ状態です
コンパクトです
P1030754.jpg

3本の足はアルミニウムの鋳物で成型されています
軽量です
P1030755.jpg

雲台を取り付けていませんが、直接取り付けるとこのようになります
P1030756.jpg

私にとってはまったく出番の無い機材です
何故か手元にあります


ライカ スーパー アンギュロンR 21mm f4.0 [ライカ]

1973年製のライカ スーパー アンギュロンR 21mm F4.0レンズです
このレンズに関しては、語り尽くされた感がある
P1020738.jpg

ライカM型の同名レンズの方がその伝説的な描写で有名である
P1020739.jpg

このレンズもライカ・フレックスをミラー・アップして使わなければならなかった先代R用レンズ(f3.4)に代えて導入された
これは初期のものです、完全逆光では盛大にゴーストが出ます
P1020740.jpg


Rライカマウントでは、唯一の21ミリということで近年人気が再燃している


ライカ MRメーター [ライカ]

ライカのMRメーターです
これは、ライカのM3,M2,M1,M4に取り付ける露出計です
P1020727.jpg

まずは、白クロームのMRメーターです
この時代のメッキは綺麗です
P1020730.jpg

そして、こちらはブラックペイント仕様のMRメーターです
これは、M3,M2,M4のブラックペイント用に作られたものです
この黒い輝きが最高です
使い込みペイントが剥がれると真鍮が出てきます
これがまたいいです
P1020732.jpg

最後が、ブラッククローム仕上げのMRメーターです
これは、M4のブラッククローム向けに作られたものです
P1020729.jpg

これの使用方法は下記写真のようです
もともと、M3,M2,M1,M4には露出計がありませんので、これを利用して測定していました
P1020731.jpg

この4つのMRメーターは全て「関東カメラサービス」でオーバーホールしてありますので完璧に作動いたします
一番最初の写真に写っているMRメーター用ケースですが、探すとなかなかないものです



ライカ 単独ファインター [ライカ]

ライカの外付けファインター各種です
P1020733.jpg

まずは、21mm用ファインダー(SBKOO 12002)です
これは、スーパーアンギュロン21mmf4用として1960年に発売となった超広角用です
この写真のものはブラッククロームメッキとなっていますので後期型です
P1020736.jpg

次に、28mm用ファインダー(SLOOZ 12007)です
これが登場したのは1955年です
この写真のものはブラッククロームメッキとなっていますので後期型です
P1020735.jpg

最後が、35mm用ファインター(SBLOO 12010)です
これが登場したのは1951年です
写真のものは、白クローム製でライカのマークも初期のタイプです
よって初期型になります
特にこのファインターを覗いた時驚きます
自分の目で景色を見るよりも、ファインダーを通した風景の方がクリアーに見えます
P1020734.jpg

これの使用方法は下記写真のようにして使います
ライカのファインダーは、レンズ毎に撮影範囲フレームが出てきます
しかし、カメラの種類によってはレンズにあった撮影フレームがないものがあります
そのときは、このファインダーを使用して画描くを決めるわけです
P1020737.jpg

今のカメラでは考えられませんね
でも、これが古き良き時代のものであって、大変いいのです



ライカ フレックスSL2 50周年記念モデル 入院する [ライカ]

以前もご紹介したカメラです
先般ちょっと使いましたら、どうも露出計、シャッタースピードが調子悪いため撮影したネガの露出があっていませんでした
仕方なく㈱関東カメラサービスへ入院させました
P1020608.jpg

全治2ケ月、入院費用45,045円、保険適用外
あ~お金が掛ってしまいました
維持管理も大変ですね~

ライカ フィルムコピー(ELDIA) [ライカ]

なにやら赤い箱が
P1020741.jpg

なかから出てきたのはライカ ELDIA(エルデア)というものです
これは、ネガフィルムからポジフィルムを作るコピー機です
P1020742.jpg

使い方は、フィルムとポジフィルムを重ね合わせて、露光します
当然暗室作業となります
P1020743.jpg

私は使用したことはありません
これは、知り合いの方から戴きました
昔はこれを使っていたのでしょうね

ライカ フィルムルーペ [ライカ]

ライカ製のフィルムルーペ(NATRA)です
これは、1932年(昭和7年)製です
よって戦前のものです
1112063.jpg

フィルムネガを拡大して見るための道具です
後ろにある白いスリガラスが付いていないものが多いようですが、これは付いていますので完璧です
1112062.jpg

板金加工で作られ、ニッケル仕上げです
1112061.jpg

ライカ唯一のルーペです
このルーペを写真家の木村伊兵衛 氏の使っている写真を見てついつい欲しくなりましたが、なかなか出会えませんでした
見つけるのに数年掛りました
でも使うことはないですね

ライカ 雲台 [ライカ]

これは1956年製のライカの中型雲台「KGOON」の第5世代目の製品です
この雲台はライカの機械技術水準の高さを示す製品の一つです
雲台としては最高峰です
0906121.jpg

ライカのカメラの三脚取り付け穴は大ネジタイプと小ネジタイプがあります
この雲台はどちらにも対応可能です
雲台の大ネジ側を押すと小ネジが出てきます
0906122.jpg

もしこの雲台を現在生産販売した場合、10万円以上のコストが掛るでしょうね~
大変手間が掛った製品です

ライカ ズマリット 50mm f1.5 [ライカ]

1957年製のライカ ズマリット 50mm f1.5 Lマウント メーター表示のレンズである
このレンズは、Lマウントタイプが1949~1960年の間生産され、Mマウントタイプが1954~1961年の間生産された
P1020450.jpg

このレンズは『クセ玉』としても有名です
開放絞り時にアウトフォーカス部分が非常に大きくボケる感じとなること、また、特に逆光気味の時にはややフレアっぽさも残るために、被写界深度が実際以上に浅く感じられたり、ソフトレンズのような描写と評価されたりもするようです
一方、f5.6程度まで絞ると、画像はキリッとシャープな印象を強くします
P1020452.jpg

レンズ自体も非常に仕上げの良い『芸術品』と言って良い品ですが、アクセサリ類もまた、技術者の誠実さがストレートに染み込んだ逸品です
特徴的なのは、極めて重厚な造りのフード(XOONS)です
厚手の真鍮に黒の縮緬塗装を施した箱型で、ファインダー視野確保の為の切り欠きを施しています
P1020453.jpg

そしてこのフィルターです
41mm径です
もともとこのサイズは入手困難ですが当方が持っているものはフィルターリングに『SUMMARIT』の刻印がなされています
まず、探すのは難しいでしょう
私も偶然、海外オークションで入手しました
P1020451.jpg


このズマリットの鏡胴デザインは多くの日本製レンズに模倣された、大変優れてものである
しかし、ソフトコーティングのためレンズが傷つきやすく、また曇りやすいので購入の際には注意が必要である



ライカ 8mmカメラ [ライカ]

なにやら怪しいケース
P1000301.jpg

中からはライカの「LEICINA 」が出てきました
8mmカメラです
フィルムは現在ありませんから使うことは出来ません
P1000302.jpg

ん~このカメラについてはよくわかりません
何でこんなもの買ってしまったのかな~

ライカ ワインダーM [ライカ]

なにやら怪しい箱が
1002061.jpg

中から出てきたものは「ライカ ワインダーM」です
3枚/秒 単3電池4本使用
1002062.jpg

現代のカメラでは考えられない遅いコマ数ですね
それと大きいです
1002063.jpg

この当時としては、仕方なかったのかも知れません
私も持っているだけで使ったことはありません

ライカ 50mm用フード [ライカ]

ライカの50mm用フードです
P1020310.jpg


「ITOOY」第1世代フードです
エルマー50mmf3.5,2.8用、内部にベルベットが貼り付けられています
P1020311.jpg


「XOONS」フードです
ズマリット50mm用専用フード
八角形のデザインで変わっています
ダイカスト鋳物製で立派なフードです
P1020312.jpg

ライカ M4 50周年記念モデル [ライカ]

ライカ M4 50周年記念モデル 1975年製
M4はM型ライカの事実上の完成型といわれているカメラです
M3.M2が持っていた欠点を改良し、さらに無駄をそぎ落としたライカです
45年以上も前に設計されたカメラだが、フォルムも基本操作も最新のM型カメラとなんら変わっていません
M4は最初に発売された1967年から生産が終わる1975年までに約60000台作られました
P1010401.jpg

このモデルはM4 black chrome
本来M4の製造は1971年に終了しましたが、次に登場したM5では伝統であるライカのフォルムが変更されてしまったため、M4の要望が市場から高まり1974年から再生産されたのがブラッククロームモデルです
約5000台が製造されています
P1010402.jpg

その中でも、1750台生産された50周年記念モデルです
P1010400.jpg

ライカ フード [ライカ]

ライカのちょっと変わったフードです
P1020316.jpg


「FIKUS」初期型フードです
別名ズームフードと呼ばれています
50~135mm対応です
作りは外筒はブラックペイント仕上げ、内筒はニッケルメッキ仕上げ
大変綺麗な仕上げとなっています
P1020317.jpg


「POOTR」偏光フィルター付きフードです
偏光フィルターを付けて撮影したい場合、フィルターを付けたり取り外したりする手間を省いたフードです
フード自体はダイカストで整形され、ざらざらした焼付塗装が施され手間の掛った作りとなっています
P1020318.jpg

ライカ 35mm用フード [ライカ]

ライカの35mm用フードをご紹介します
P1020306.jpg


「12504」フードです
ズミルックス35mm第2世代、ズミクロン35mmに使用できます
フードの中にシリーズⅡのフィルターを取り付けることが出来ます
このフードはドイツ製とカナダ製があり、これはドイツ製です
薄い形をしていてカッコいいです
P1020307.jpg


「OLLUX」フードです
ズミルックス35mm第1世代専用フードです
丸形の両端を切り取ったユニークなデザインを採用しています
でもこれは高いし、単品で売っているところを見かけることはありません
P1020309.jpg

ライカ 90/135mm用フード [ライカ]

ライカの90/135mm用フードです
P1020313.jpg


「IUFOO」第1世代フードです
エルマー90mmf4.0、ヘクトール135mmf4.5用として作られました
P1020314.jpg


「12575」第6世代フードとなります
P1020315.jpg

ライカ 35/50mm用フード [ライカ]

ライカレンズ用フードは色々なものが出ている
今回は、30/50mm兼用型のフードをご紹介します
P1020297.jpg


これは「ITDOO」1954年に発売されたズミクロン50mmとズマロン35mm用フードとして発売された
内部にはベルベットが貼ってあり細かい配慮がされている
P1020302.jpg


これも上記と同じであるが、ラッパの材質がプラスチック製で作られている
珍品に属します
P1020303.jpg


これは「IROOA」第1世代のフードで最も人気が高く、所有者も多い
概観は「ITDOO」と似ているが内部の爪が4本ありフードを逆にレンズに付けることができる
P1020304.jpg


これは「IROOA」第2世代のフードです
ズミクロン35mmf2.0とズマロン35mmf2.8が刻印されています
P1020305.jpg


ライカ ズミルックス 35mm f1.4 (第1世代) [ライカ]

1960年製のライカ ズミルックス 35mm f1.4 (第1世代)レンズです
このレンズは本によると1961年から生産されていますが、このレンズ番号から行くと1960年からの生産になります
発売当時、世界で最も明るい35mmであるがこのレンズほど好き嫌いの激しいものはないのではないか
また、クセ玉の代表とも知られ、開放でのフレアー、ゴーストは有名である
P1010289.jpg

絞り開放時ではハイライト部に滲みが出ますが、2段絞ればビックリするほどシャープになります
といって硬い描写ではありませんが素晴らしいレンズです
P1010291.jpg

このレンズの生産本数は400本程度です
私もこのレンズを探し出して3年目位で出会いました
出会いに関しては後日別途記載いたします
このレンズフードも単品で購入しようと思うと見つけることはなかなか出来ません
レンズフード単品の価格は、ちょっとしたコンパクトデジカメを購入できる位の価格はします
P1010293.jpg




ライカ ズミクロン 35mm f2.0(第1世代 8枚玉) [ライカ]

1965年製のライカ ズミクロン 35mm f2.0(第1世代 8枚玉)レンズです
このレンズは1958年から生産されています
このレンズはライカレンズ中、最も人気が高いく、レンズ構成から別名、8枚玉とも呼ばれる
P1010286.jpg

このレンズは、ドイツ製とカナダ製がある
中古市場ではドイツ製の方が若干高い
㈱関東カメラサービスに生産地の違いでレンズの違いがあるかどうか確認した所、どちらも同じであると言われた
当方の所有しているものはカナダ製である
P1010287.jpg

写りは、焦点面の繊細な描写や、まろやかなボケ味に定評がある
P1010288.jpg

中古市場では、第1世代以降のレンズと比べると倍以上の価格である
いいレンズです

ライカ ズマロン 35mm f2.8 [ライカ]

1965年製のライカ ズマロン 35mm f2.8 レンズです
このレンズは1958年から製造されています
1954年から製造されていたズマロン35mm f3.5の後継レンズとして生産されました
一見するとズミクロン35mm f2.0とよく似ている
P1010283.jpg

レンズに屈折率の高い当時のランタンガラスを使うことでズマロン35mm f3.5よりもカラー撮影時の色再現性や解像度を改良したようである
P1010284.jpg

このレンズは、小ネジを外しマウントリングが外れLマウント用になる
通称MLタイプである
P1010285.jpg

このレンズのコーティングはパープル色であるが、160万台付近にブルーコーティングのものがある
機会があれば購入してみたい一本である
出番が多いレンズの一本です

ライカ エルマリート 28mm f2.8(第2世代 珍品) [ライカ]

1970年製のライカ エルマリート 28mm f2.8(第2世代)のレンズです
この第2世代は1972年から製造されましたが、これは極初期に第1世代の鏡胴に入ったものある
珍品である
生産本数も相当少ない
P1020134.jpg

これに使われるレンズフードはライカの中でも美しいものと言われています
また、レンズフィルターはかなり特殊品である
普通のフィルターを着けてしまうと、前球が膨らんでいるため干渉してしまい傷をつけてします
よってわかりづらいが、フィルターのレンズはリングの中心にはなく前面に張り出している
探すのは相当苦労します
P1020135.jpg

製造はすべてカナダ製
レトロフォーカス設計のレンズと言われているが、見る人が見れば変形型の非レトロフォーカスである
レンズ後端の飛び出しを少なくしてあるため、M5、CLでも使用ができる
P1020136.jpg

前期と後期があり、前期は第1世代と同じように無限ロックがあるもの、後期は半月切り込みの指かけになった
P1020137.jpg

このレンズも素晴らしいものがある

ライカ エルマリート 28mm f2.8(第4世代) [ライカ]

1995年製のライカ エルマリート 28mm f2.8(第4世代)のレンズです
1993年から製造されています
1990年からライカは広角系のレンズの変更を行っていましたが、このレンズだけは変更されませんでした
それは「性能が高く、変更の必要性がないから」と言うことだそうです
P1020131.jpg

歪曲収差は徹底して補正され、濃厚な色再現とヌケの良さ、さして高い解像度には驚かされる
P1020132.jpg

前面の凹レンズが特徴的
癖のない描写をする
かなりの間、広角で非球面化されていないレンズでした
P1020133.jpg

私にとっては出番の多いレンズの一つです


ライカ エルマリート 21mm f2.8 [ライカ]

1983年製のライカ エルマリート 21mm f2.8 のレンズです
1980年から生産されていて前期型レンズとなります
スパーアンギュロンの後続型でライツのニュージェネレーションレンズの中の1本である
設計はレトロフォーカスタイプを採用されM5、CLにも問題なく取り付けることが出来る
P1020122.jpg

コントラストが高く、ヌケが良い特徴を持つレンズです
シャドー部の質感接写もしっかりしているライカ特有の高いレベルの段調表現も楽しめる
P1020123.jpg

そして、カラーは発色はブルーの表現が強く出る傾向がある
P1020124.jpg

建築物撮影には最適です


ライカ ズミクロン 50mm f2.0 (ブラックペイント仕様) [ライカ]

1957年製のライカ ズミクロン 50mm f2.0 ブラックペイント仕様のレンズです
1956年から生産されていますので、第1世代レンズとなります
塗装は残念ながら、後塗りです
でも、大変綺麗にそしてオリジナルに忠実に塗装してあります
P1010612.jpg

このズミクロンはライカの名詞的存在です
レンズの解像度は驚異的なもので、硬くなりすぎず、しっとりとした質感接写をします
P1010614.jpg

このレンズは、世界の中のレンズメーカーにレンズ設計時の性能基準を引き上げさせたと言われています
P1010615.jpg



ライカ DRズミクロン 50mm f2.0 [ライカ]

1957年製のライカ DR(デュアルレンジ)ズミクロン 50mm f2.0レンズです
このレンズは、1956年から生産されています
P1010609.jpg

距離計連動カメラの苦手とするところは、近接撮影と望遠撮影です
このレンズはアタッチメントのメガネを付けることにより、近接撮影を可能としています
メガネを外すことにより通常の撮影も行え、∞~1mはメガネ無しの通常撮影、0.9m~0.45mまではメガネを付けて使用すます
現代のレンズでは考えられませんね
コンパクトデジカメでも数センチまで寄って撮影が出来ますが、この時代では画期的なことでした
このレンズ、大変巧妙に出来ており、使用してみれば分かるがメガネを付けたままでは通常距離の撮影は出来ないし、メガネを付けないと近距離域のピントリングは回らない
手間のかかった安全装置です
P1010610.jpg

中古市場ではこの近接アタッチメントのメガネを無くしたものが多く、その分安く売られてはいるが、後になってメガネだけを探すのは相当に大変である
また、メガネケースも必需品であるが、これも探すとなかなかない
このデュアルレンジ・ズミクロンが通常のズミクロンよりも値段以上に優れている点は、光学的にズミクロンよりも焦点距離がより正確なものを使用している点にある
ズミクロン製造工程途中でよりよいものをデュアルレンジ・ズミクロン用に加工したのである
45cmまでよるのだから、より正確な視野率にするためなのだろう
これがメガネを付けた時の近接撮影状態です
P1010611.jpg

こちらがメガネを外した時の通常撮影状態です
P1010622.jpg