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ライカ ズマロン 35mm f2.8 [ライカ]

ライカ ズマロン 35mm f2.8です
左が162万代の1958年製
右が208万代の1963年製
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このレンズには神話的160万代のブルーコートの話をよく聞きます
左が162万代のブルーコート
右が208万代の一般的コートです
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光の関係でどちらもブルーコートに見えます
でもいくらかですが162万代の左の方が深いブルーです
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ネットでは色々書かれていますが、私が持っているライカ関係の本にはこのことは記載されていないためよくわかりません
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知り合いが持っているズマロンはもっと濃いブルーと言っていた方がいます
多分レンズによってコーティングの色が若干違うのかと思う
これが162万代のブルーコート
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こちらが208万代のズマロンです
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ん~こして見ると同じように見える
はたして160万代のズマロンブルーコートの神話はいかなるものかと思います
もう少しこのレンズについてはよく調べてみる価値があるような気がする


ライカ 3.5cm フード FOOKH [ライカ]

ライカのFOOKHと言うレンズフードです
ズマロン3.5cm f3.5、エルマー3.5cm f3.5用のフードです
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こちらはクロームタイプのフードです
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こちらはブラックペイントタイプのフードです
ブラックペイントは数も少なく希少品です
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ズマロンに付けるとこんな感じです
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このフードをよく見ると文字の位置、取り付けネジの位置等が違います
機能的には問題ありませんが並べてみるとちょっと気になりますね
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ズマロンのレンズキャップも真鍮のブラックペイントタイプです
1950年代のものです
作りはいいですね


ライカ ズマロン 35mm f2.8 (ブルーコート) [ライカ]

ライカ ズマロン 35mm f2.8 です
製造番号はNo162万代です
よって1958年製です
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ランタンガラスを使用し1段明るくなった
一見するとズミクロン8枚玉と見違えます
200万台までの中に小ネジを外しマウントリングが外れるものがあります
これを外すとLマウント用になりMLタイプと呼ばれています
このレンズはこのタイプです
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このレンズは小改良が多いです
マウント指標の赤丸の位置がロットによって異なっていたり、鏡胴の材質も違っていたりします
初期ものは軽合金を使っていたようで140gと後期のものに比べ40g軽い
コーティングも違い多くはパープル色であるが160万台付近にブルーコーティングがあり人気も値段も高いです
これがそのタイプです
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メガネ付きは50mmフレームを無理矢理35mmフレームにするもので、正直見え具合は良くないです
しかし、メガネ無しより人気がないためか値段は安い
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無限ロックはライカレンズ中最も手の込んだもので、ズミクロン35mm8枚玉と同じものです
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1958年
製造本数:40000以上
シリアル:1548000-2700000
レンズ構成:4群6枚
最小絞り:f22
最短撮影距離:0.7m、メガネ付0.65m
フィルター径:39mm
フード:IROOA(12571)





ライカ ズマロン 35mm f3.5 [ライカ]

ライカ ズマロン 35mm f3.5 です
製造番号はNo130万代です
よって1955年製です
このレンズは、1946~1956年の間に作られシリアル601001-1750000で製造本数は80019本です
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ライカレンズの35mmの中ではお手頃で、現代レンズにない柔らかさがあり結構人気レンズである
戦後ライツが最初に手がけたレンズでもある
前期と後期があり外観ががらりと違う
後期はM型ライカ用に作られたものをバルナック用にしたのである
前期と後期ではフードもフィルター径も違うので注意
後期型は全製造本数約80000本の内18000本ほどしかない
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非常にコンパクトにまとめられたレンズである
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フードもなかなか作りがいいです
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中古相場もあまりしません
ライカの広角レンズにしては比較的手頃な価格で手に入るレンズです
ブラックペイントのキャップもいいです
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1946年~1956年
製造本数:80019本
シリアル:約601001-1750000
レンズ構成:4群6枚
最小絞り:f22
最短撮影距離:1メートル。
フィルター径:前期36㎜/後期39mm
フード:前期・FOOKH(12505)、後期・ITDOO





ライカ ズミタール 50mm f2.0 (沈胴) [ライカ]

ライカ ズミタール 50mm f2.0 の沈胴タイプです
製造番号はNo73万代です
よって1949年製です
このレンズは、1939~1955年の間に作られシリアル488000-1236000で製造本数は170761本です
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ズマールの後続レンズ
ズミターと呼ぶ人もいる
外観はだいぶズミクロンの沈胴に似ている
例に漏れず戦後(1945年No.587601から)レンズはコーティング付きです
ブルーのコーティングが施されています
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絞りはNo.611000までf12.5で、その後はf16である
絞りも形も2種類あり、角形ものが6枚羽の丸形になった
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描写性能は定評があるが生産本数がが多いので中古価格は入手しやすい価格です
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沈胴タイプですのでコンパクトです
持ち運びにも便利です
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前玉は柔らかいので、拭き傷があるものが多いので購入の済は注意して下さい
1939~1955年
製造本数:170761本
シリアル:488000-1236000
レンズ構成:3群6枚
最小絞り:f12.5、f16
最短撮影距離:1メートル。
フィルター径:36mm
フード:SOOPD



ライカ ズミクロン 50mm f2.0 (沈胴) [ライカ]

ライカ ズミクロン 50mm f2.0 の沈胴タイプです
製造番号はNo114万代です
よって1954年製です
このレンズは、1954~1956年の間に作られシリアル1124000-1548000で製造本数は57702本と少なめになります
私のレンズは初期型になります
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M型ライカの定番はズミクロンである
この初代ズミクロンは最初1953年にバルナック型ライカ用のスクリューマウントで製造され、M型ライカが発売されるとMマウントとして作られた
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発売当時、空気レンズを使用していることで話題になった
レンズ構成図は前玉2枚を張り合わせず空気層を作った
これにより先代のズミタールのコマ収差を良好に補正した
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沈胴タイプとは
レンズをたたんだ状態です
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こちらはレンズを出した状態となります
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撮影する時にレンズを引き出し、撮影が終わったら中に入れコンパクトします
このレンズは、ライカM3と並ぶライカの代名詞的な存在のレンズです
レンズの解像度は驚異的なもので、世界中のレンズメーカーにレンズ設計時の性能基準を引き上げさせたとも言われています



ライカ エルマリート 28mm 第1世代&第2世代 [ライカ]

ライカ エルマリート 28mmです
左側が、第1世代の1964年製、製造番号はNo206万代の初期型ドイツ製です
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2015-02-17-2

右側が、第2世代の1970年製、製造番号はNo245万代の第1世代の鏡胴に入ったものです
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-05-16-4

どちらも珍品に近いです
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見た目はどちらも同じです
若干第2世代の方が長さが数ミリ長いです
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そして、第1世代は赤文字でストッパーがブラックペイントとなっています
第2世代は黄文字でストッパーはシルバーとなっています
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更に大きな違いは、第1世代は非レトロフォーカス(対象型)であるため、レンズ後端が突出しています
これにより、ライカM5,CL等には使用できませんし、M6以降のカメラ内の露出計は作動しません
第2世代は以降は、レトロフォーカス設計のレンズでどのカメラでも対応が可能となっています
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また、第2世代(右側)のレンズは本体よりも突出しているために普通のフィルターを付けると干渉する恐れがありますので注意した方がよいです
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エルマリート(ELMARIT) 28㎜ f2.8 第1世代
1965年
シリアル:約2060000-2556000
レンズ構成:6群9枚
最小絞り:f22
最短撮影距離:0.7メートル
フィルター径:48㎜

エルマリート(ELMARIT) 28㎜ f2.8 第2世代
1972年
シリアル:2503100-2977500
レンズ構成:6群8枚
最小絞り:f22
最短撮影距離:0.7メートル
フィルター径:48mm
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この二本のレンズは素晴らしいレンズです
このくびれと言い何とも言えませんね
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どちらもなかなか見かけないレンズとなってきました







また欲しいものが出来てしまいます [ライカ]

ゆうパックでこんなものが届きました
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中にはプチプチに包まれた黒いもの
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「ライカ、写真によるその歴史」と言う本です
1996年に朝日ソノラマから発売された本です
639ページもある本で重さが1.5kgもあります
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中にはライカの全ての製品に写真が掲載されていて解説が付いています
超レアなものもありますね
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ん~欲しくなるものが沢山あります
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困った本です
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でもためになります
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この本は、銀座にあるカツミ堂が作ったようです
当時15000円もしたようです
現在でもこれくらいの価格で古本として販売されています
今回は格安のものがあったのでついつい買ってしまいました
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あの関東カメラサービスさんに行ってもこの本が置いてあります
前々から欲しかった本です
でもこの本を見ていると更に欲しいものが出てきてしまいます
困った本を買ってしまいました
これからも病気は続きそうです


ライカ エルマリート 28mm f2.8(第1世代)  [ライカ]

ライカ エルマリート 28mm f2.8 の初期型です
製造番号はNo206万代です
よって1964年製です
このレンズのシリアルNoは2060000から始まりますので超初期型となります
前期は無限ストッパー部分が黒くペイントしてある、後期になるとシルバークロームメッキである
また前期はfeetメモリ刻印が赤色であるが、後期は黄色である。
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このレンズは、カナダ製とドイツ製があるます
ドイツ製の方が数が少なく数百本程度だとされています
そしてこのレンズがそのドイツ製レンズです
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最新レンズでは味わえない自然で歪みのない繊細な描写をする
色の偏りは少ないが、わずかにブルー傾向がある
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何とも言えないフォルムです
くびれがたまりませんね
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このレンズは非レトロフォーカス(対象型)であるため、レンズ後端が突出している
そのためM5、CLでは測光セルに干渉する
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カメラに付けて後ろから見るこんな感じです
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素晴らしいレンズです







ライカ キャップ 14102P [ライカ]

ライカのレンズキャップです
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14102Pと言うもので
これは、スーパーアンギュロン Super-Angulon 21m f/3.4、エルマリート (1st/2nd) Elmarit 28mm f/2.8、ノクチルックス Noctilux 50 f/1.2などに使用される52.5mm径レンズフロントキャップです
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私のエルマリート(2nd) 28mm f/2.8に合います
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やはり使用しない時はキャップをかぶせておいた方がいいですね
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そしてこのキャップが2つあります
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一個余っていますね
何に使いましょうかね~
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このキャップを見つけるのは結構大変です
あっても結構いい値段で販売されています
私もこの二つは海外から輸入しました
このエルマリートのレンズを買ったときにもキャップが付いていませんでした
皆さん、無くしたりするのでしょうね


ライカ E72 フィルター [ライカ]

こんなものを海外から仕入れました
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ライカのフィルターです
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ライカ UVa E72 のフィルターです
直径72mmです
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コード番号は 18672 です
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実は私が持っているスーパーアンギュロン R用 21mm のフィルター径は72mmありますが、この純正フィルターはシリーズ8を付ける以外はないと聞いていました
仕方なくニコンの72mmフィルターを付けていました
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そして今回、海外のオークションを見ていたらなんと72mmのライカ製のフィルターがあるではないですか
ちょっと高かったのですが入札、落札してしまいました
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ん~やはり純正はいいですね
まがい品を付けているよりいいです
でもこのレンズの出番はほとんどありませんが・・・
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色々と調べてみると、この72mmフィルターは2010年位まで販売していたようです
でもどのレンズ用に使用されていたかはわかりませんが・・
でもいいものが手に入りました


ライカ ズミクロン 90mm f2.0 [ライカ]

ライカ ズミクロン 90mm f2.0 です
製造番号はNo165万代です
よって1959年製です
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でもよくこのレンズをご存知の方はちょっと疑問に思われる方もいるかも知れませんので最初にそのことを記載いたします
1959年製と言うと初期型になります
クロームメッキの胴体に収められているはずです、しかしこれは黒の胴体です
実は、この固体は㈱関東カメラサービスで購入いたしました
同社が仕入れたさいには、クロームメッキの胴体に入っていたそうです
しかし、あまりにもひどい状態だったので、手持ちに黒の胴体が新品であったのでレンズのみを移植したそうです
よってレンズは1959年製、胴体は1970年代のもです
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レンズの後ろには三脚取り付けようの台座もあります
ずっしり重いレンズです
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ライカブランドの大口径望遠レンズの筆頭に挙がるのが、このズミクロン90mmでしょう
ライカ黄金期の手間を惜しまない造りのよさを実感できるレンズです
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撮影は最短1mとはいえ、90mmではその被写界深度は驚くほど薄くなり、ピントが立ちながらフレアがかかり、ボケも美しい円形で、とても柔らかな印象に仕上がるようです
これは内蔵型フードを出したときの状態です
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レンズ内の絞り羽根です
枚数も多いです
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先に申し上げたとおりちょっと改造品となります
購入時にも元のクロームメッキの胴体に戻せないかと問い合わせしましたが無理なようでした
ま~胴体の形状は変わっているが、レンズは初期型も後期型も同じ物だと言うことなのでいいことにしましょう
格安に入手しましたので・・・







スーパーアンギュロン オーバーホールする [ライカ]

以前購入した1959年製のライカ スーパーアンギュロン 21mm f4.0です
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2014-06-23-5
結構安い価格で入手しましたのでオーバーホールが必要な固体であることは承知のうえです
と言うことで何時もお世話になっている関東カメラサービスさんに持ち込んで、オーバーホールをお願いしました
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オーバーホールの内容は
分解清掃
中玉再コート
ヘリコイドグリースの入替え
絞り羽根油除去
レンズのくもり除去
です
これで34,560円
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後ろ玉の出っ張りも綺麗に黒く再塗装されています
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レンズも綺麗ですね
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周りは傷だらけですが、これは仕方ありません
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これでレンズもよみがえりました
このレンズはなかなかいいですよ~
でもデジカメでは後ろの出っ張りが素子に当てるので使用機種に限定されます
それとマゼンタ色が強くなり色合いもおかしくなります
フィルムとの相性がいいようです




ライカ トリ・エルマー 28-35-50 [ライカ]

ライカのトリ・エルマー 28-35-50mm f4.0 です
1998年に発売されたレンズです
このレンズNoは377万代ですので1997年製となり超初期型になります
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このレンズは、2枚の非球体レンズ使用して3焦点切り替えレンズです
ズームレンズではありません
28-35-50mmの切り替え式です
一眼タイプのカメラなら広角から望遠までをカバーしたズームレンズがありますが、レンジファインダーカメラでは複数の画角のレンズを持って行くしかありませんでした
1本で3焦点切替式のレンズですのでこれ一本ですみます
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28mm時です
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50mm時です
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35mm時です
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よく見ないとわかりませんが、レンズの内部が動いて焦点を切り替えています
こった作りになっていますね
開放値F4と無理の無い設計と非球面ガラスの使用で、各焦点域で単焦点レンズに迫る性能です
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このレンズはめったに出てこない超希少レンズです
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良く考えられた便利なレンズですね
これ一本で三役かねていますから便利なレンズです







ライカ マクロエルマリート 60mm f2.8 [ライカ]

ライカのマクロレンズです
1980年製のレンズです
右側がレンズで、左側はマクロアタプターです
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このマクロレンズは地味なレンズです
焦点距離から標準レンズとしての便利な機能を考えるとマクロを意識しない使い方が出来る

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レンズ単体で、1/2倍までの倍率というスペックは指摘されるまでもなく現在のレンズ水準からは劣る部分であり、このチューブとの併用で等倍撮影が可能といった一昔前の仕様
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チューブをつけるとこんな感じです
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ライカフレックスに取り付けるみます
ちょっとレンズ的には大きいですね
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フォーカシング・リングを回すと先端部が伸びていく様は、最近のインナーフォーカスを用いたレンズでは味わえない快感である
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今回、最初に出会ったのがレンズ本体のみ
マクロアタプターは付属されていませんでした
さて、このマクロアタプターを探すとなかなかありません
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海外オークションで発見
入札して輸入した一品です
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設計的にやや古い部類に属する本レンズであるが、いいレンズです


ライカ クセノン 5cm f1.5 [ライカ]

クセノン 5cm f1.5 は1936年(昭和11年)から作られたレンズです
この固体は、No37万台ですので1937年製のレンズです
戦前のレンズです
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このレンズは、ツァイスのゾナーf1.5に対抗したいが、当時のライツにはその技術がなかったためシュナイダー社からライセンスを受け製造したものです
アメリカとイギリスへの輸出品にはTaylor-Hobsonの刻印が付けられました
前玉の周囲には「Leitz Xenon f=5cm 1:1.5 no.37xxxx DRPa Taylor-Hobson British Patent 373950 and U.S.Patent 2019985」と刻印が入り、イギリスでクセノンの特許権を所有していたテイラー&ホブソン社の社名と英米でのパテントナンバーが記されています
バリエーションは少なく、前期は3本のギザ帯で後期が4本
写真は後期のものです
またほとんどクロームメッキであるが、極めて少量だけニッケルが存在します
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このレンズのフィルターも変わっています
41mmの系ですが、ねじ込み式のフィルターとかぶせ式のフィルターがあります
これはかぶせ式のフィルターです
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M3に取り付けた状態です
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そしてフィルターを装着
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最後にフードを装着
このフードは、ズマリット用です
共通のフードです
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このレンズの生産本数は約6000本です
今回入手したレンズは、かなり曇りがありましたが、関東カメラサービスさんで完璧にオーバーホールをしていただき綺麗になりました
なかなか見かけないレンズですね







ライカ 面白いキャップ [ライカ]

これはカナダライツで作られた39mm径のキャップです
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裏返すと、真ん中にへそのようなネジ、そしてキャップの周囲にはネジが機ってあります
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これは39mm径のレンズのキャップとして付けることが出来ます
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そして当然、撮影時にはキャップを外します
キャップはちょくちょく無くすことがあります
皆さん経験はありませんか
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そのような時にカメラケースの固定ネジにこのキャップをねじ込むことが出来ます
これで紛失防止になります
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よく考えましたね
作りもアルミの削りだしです
重量感もありいいものです


ライカ スーパーアンギュロン 21mm (第1世代 f4.0) [ライカ]

1959年製のライカ スーパーアンギュロン 21mm f4.0です
第1世代となります
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当時のライツは21㎜なる広角レンズを作る技術はなかったので、ドイツのレンズメーカー・シュナダー社にOMEを依頼して製造しました
製造本数はMマント用には約5200本、対しLマント用は1460本ほどです
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レンズ後端がかなり飛び出しているので、このスーパーアンギュロン21㎜f4すべてM5、CLには改造なしでは装着でません
またM6以降の露出計は正確な測光は出来ません
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また、レンズ硝材が柔らかいのか、前玉が傷ついているものが多いので購入の際には注意である
実はMマント用のスーパーアンギュロン21㎜f4はすべてレンズ後部のリングを外すとバルナック用になる
用はマントアダプターが付いたものがM型用になっている
純正Lマント用の方がレアで値段も高いが、中にはM用のものをリングだけ外して売っているものあるのでご注意を
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描写の特徴は歪曲が少なく全画面でシャープ、そして凹レンズの作用によって周辺光量も豊富です
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そしてこのフード
通常はIWKOO(12502)のフードですが、初期のごく一部に「Super-Angulon 21mm 」の刻印が入ったものがある
レアです
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以前は、このレンズは前に述べたとおりレンズの後側が出っ張っているため、デジカメに取り付けるとデジカメの素子にあたり使えませんでした
しかし現在ではアタプターが作られデジカメでも使えるようになり、人気になってきたレンズの一本です






初代ズミルックス35mm F1.4 [ライカ]

初代ズミルックス35mmf1.4は1960年開催の「フォトキナ」で当時世界最高の明るさを誇る焦点距離35mm広角レンズとして発表された
初代ズミルックス35mmf1.4(写真左側 以下、前期型)は1960~1966年まで製造され、次のズミルックス35mmf1.4(写真右側 以下、後期型)は1966~1995年までの通算35年間製造されたロングランのレンズでもあります
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そしてこのレンズの特徴をいくつか挙げさせて戴きます
まずは、このレンズはライツ・カナダで設計・製造されました
カナダで設計・製造したことが誇りに思われるのか、前玉周囲のプレートに「LEITZ CANADA」の刻印、サイドにも「CANADA」、さらには下側にも「LENS MADE IN CANADA」と一本のレンズに3ヵ所もカナダの文字が刻まれている
他のレンズには多分このような事はありません
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そしてレンズ構成ですが、どちらのレンズも5群7枚構成です
開放値f1.4の高性能を高屈折、低分散のランタン希土類ガラスを採用することで実現したそうです
レンズのコーティングの色は前期型、後期型とも同じようです
しかし、㈱関東カメラサービスのMTFデーターによると、この二つのレンズの性能曲線は大きく違っていました
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前期型には、ピント調整レバーにストッパーが付けられています
ボディーはホワイトクロームで作られていますが、ほんのわずかブラックで仕上げられたものが存在します
後期型のボディーはブラッククロームで作られています
その後、チタンコーティングを施されたレンズも販売されています
また、後期型初期にはピント調整レバーにストッパーが付けられています
ストッパーのシルバータイプとブラックタイプが存在しています
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レンズフードは、前期型が「LRITZ CANADA OLLUX」、後期型は「LEICA CAMERA GERMANY 12504」となります
互換性はありません
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フィルターは、前期型はE41(41mm)、後期型はSⅦ(シリーズ7)タイプとなります
前期型はレンズの先端にねじ込みで取り付けられますが、後期型はレンズの先端にはネジが切っていないため、レンズフード内にフィルターをはめ込んで使います
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此処に雑誌から借用した㈱関東カメラサービスで測定されたMTFデータを掲載します
上が前期型になります
曲線の説明はは出来ませんが、レンズ中心部の曲線と周辺部の曲線が接近しており、解像力は低めだが周辺とのバランスが取れているデーターになっています
開放時は逆光に弱いためフードを装着した方が望ましい

下が後期型になります
レンズのコーティングの色合いは同じですが、単層からマルチコーティングへ変化しています
前期型とほぼ同じ中心部、周辺とも同じ曲線になっている
開放での撮影では全体が柔らかくふわっとした描写になります
前期型と比べて逆光には強くなっています
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レンズの特性はクセ玉の代表とも知られ、開放でのフレアー、ゴーストは有名である
絞り開放時ではハイライト部に滲みが出ますが、2段絞ればビックリするほどシャープになります
といって硬い描写ではありませんが素晴らしいレンズです
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その後、1990年に二代目5群9枚構成の非球面レンズ2枚使用した「SUMMILUX ASPHERICAL」、1994年以降は5群9枚構成の非球面レンズ1枚使用した「SUMMILUX ASPH」が販売されている
「SUMMILUX ASPHERICAL」レンズは欲しいと思うが、現在では手の出ない価格になってしまっている






ライカ ズミルックス 35mm f1.4 (第2世代)  [ライカ]

以前ご紹介したライカ ズミルックス 35mm f1.4 (第1世代) は1960~1966年の間にごくわずかに生産されました(約400本)
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-05-30-4
そして1966年からモデルチェンジしてこのレンズが生産された
その後35年間の作られたモデルです
一般的にはどちらも第1世代と呼ばれているモデルですが、あえて此処ではこれからご紹介するズミルックス35mmf1.4は第2世代と呼ばさせて戴きます
第1世代と第2世代の違いは
第1世代
レンズ構成:5群7枚
最小絞り:f16
最短撮影距離:1m
フィルター径:41mm
フード:OLLUX
第2世代
レンズ構成:5群7枚
最小絞り:f16
最短撮影距離:1m
フィルター径:7シリーズ
フード:12504
です
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そして今回手に入れたレンズは、シリアル番号229万代の1968年製です
さらにこのレンズはストッパー付 ズミルックス 35mm f1.4 です
ズミルックスの中でも第1世代No.2166701以降仕様変更があった直後に少数のみ生産されたストッパー付モデルです
ストッパー付モデルは1966年~1969年に約800本が製造されました
その中でも、ごくわずかにしか製造されなかったブラックペイントの無限ストッパー付モデルになります
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レンズの綺麗な正体です
また、無限ストッパー付きのモデルはその後のモデルより写りがよいと言う声もある
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なかなか手に入らないレンズです
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この第2世代は、第1世代と比べて開放のハレーションが改善されているようである
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どちらにしてもクセ玉で有名なレンズです







ライカ ノクチルックス 50mm f1.0 [ライカ]

1981年製のライカ ノクチルックス 50mm f1.0です
ノクチルックスf1.0のE60の初期モデルです
ライツ時代に造られた非常に綺麗な1本です
f1.0はE58が最初のモデルとなりますが、すぐに製造が中止され、このE60の登場となります
非常にコストが掛かったレンズですね~何といっても人間の目よりも明るいf1.0ですから
特に写りは独特で、開放のボケは最高です
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幻のNOCTILUX 50mm/f 1.0 レンズでライツの名玉 球面レンズ最後の宝物
ライカが世界に誇る大口径レンズ 極少数の生産で終了しました
LEITZはLEICAの生産を1987年で終了しました
設計はドイツライツ社が初めてコンピューターを導入し世界最高のレンズを完成され、ライツウエッツラー製の高価で特別な光学レンズと特別なコーティングが導入され、生産はLEITZ CANADAで行われました
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色香漂う柔らかな独特な描写
素晴らしい前後のボケ味 抜群のコントラスト
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ノクティルックス50mm/f 1.0レンズの歴史 1975~2009年
プロトタイプ LEITZ製 1975年 極少数の生産 E 58フィルターサイズ  レンズフード 12519
最初期生産型 LEITZ製 1976~1978年 E 58フィルターサイズ  レンズフード 12519
2番目の生産型 LEITZ製 1979~1982年 E 60フィルターサイズ  レンズフード 12539
3番目の生産型 LEITZ製 1983~1987年 E 60フィルターサイズ  レンズフード 12544
4番目の生産型 LEICA製 1988~1993年 E 60フィルターサイズ  レンズフード 12544
5番目の生産型 LEICA製 1994~2008年 E 60フィルターサイズ  レンズフード一体型
最終特別限定生産型 2009年 限定100本 アルカンターラ特別仕様
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ん~この前のノクチf1.2が欲しい~


ライカ M2ブラックペイント&MPビット&ケース [ライカ]

ハンドメイドカメラケース製作の「ヒラノ」さんで先般特注で作って頂いたカメラケースです
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2013-09-04-1

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そしてライカM2ブラックペイント&MPビットです
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さて収まり具合はどうでしょう
ぴったりですね
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そしてケース下の穴位置もOKですね
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お~完ぺきです
実は、このカメラケースは出来あがってきたからちょっと不具合があり返品致しました
カメラケース下の止めネジ位置が間違っていました
ヒラノさんに連絡したところ作りなおすので返品して下さいということで返品
待つこと一週間程度で再度送られてきたのがこのケースです
無償で作り直して頂きました
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いい出来具合です
さてと実践投入です

次はライカMP用のオリジナルケースを探してみます
私も過去に二度程、中古カメラ市で見かけたことがあります
これまた捜索難易度は相当高いかと思います
価格も相当するでしょうね


ライカ フレックスシリーズ [ライカ]

ライカ フレックスシリーズ大集合です
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ライカ フレックス
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-01-10
1965~1968年の間に37,500台生産されたライカ フレックスです
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ライカ フレックス オリンピック
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-01-08
1972年に開催されたミュンヘンオリンピックを記念してライカ社がライカ フレックスSLをベースに1,200台生産したモデルです
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ライカ フレックスSL MOT
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-01-09
1972~1974年の間に1,080台生産されたライカ フレックス SL MOT です
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ライカ フレックスSL2 MOT
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
1974~1976年の間に、1,020台生産されたライカ フレックス SL2 MOT です
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ライカ フレックスSL2 50周年記念モデル
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-01-11
1975年がライカ誕生50周年にあたり1,750台が生産されました
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これでライカ フレックスシリーズを買うのは終わりにします


ライカ M2ブラックペイント & MPビット [ライカ]

以前ご紹介したライカMPビットをライカM2ブラックペイントに取り付けてみました
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なんとも言えないフォルムですね~
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ライカMPビットは後塗りですので、ライカM2ブラックペイントの色とはちょっと違います
ライカM2ブラックペイントは50年間たっていますので日焼けしています
ライカMPビットは、本体は50年前のものですが塗装は直近です
㈱関東カメラサービスさんは、ライカのオリジナルの色の配合をしています
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ライカMPビットは、少し使い込んだ感じを出すためにわざと塗装を剥がして戴きました
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こんな事をしてくれるのは㈱関東カメラサービスさん位ですかね

そうそう、ライカMPビットの使い方はカメラの下に出ているシルバーの部分を横に引くとフィルムが一コマ巻き上げる事ができます
ただそれだけのことです
でもなかなか手に入れることが出来ないパーツの一つです


ライカ フレックスSL2 MOT [ライカ]

ライカフレックスSL2 MOTです
ボディーNoから1976年製です
最終ロットとなります
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ライカフレックスSL2は1974年から生産され24,555台生産されました
その中でもSL2 MOTは1,020台しか造られなかったので、超稀少品ですね
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そして1976年まで生産されて、このライカフレックスは最後となりました
その当時、ライカフレックスを一台売るとライカ社の赤字が増えると言われていました
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それは1958年に発売されたライカM3により、カメラ業界は驚きを覚え、ライカ社に追いつけ追い越せということで開発が行われました
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その後、カメラはレンジファインダーから一眼レフに移り、ライカ社はMシリーズにこだわり取り残されていきます
そのような中開発されたのがライカフレックスです
ライカフレックスシリーズは
ライカフレックス⇒ライカフレックスSL⇒ライカフレックスSL2
と進化して行きますがこれが最後となります
このライカフレックスシリーズの中でも生産台数が少ないのはこのSL2になります
しかし、信頼性はもっとも高いとも言われています
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その後、ライカ社はミノルタカメラと提携してライカRシリーズに進んで行きます

でも私はこのライカフレックスシリーズが大好きです
いいカメラですよ




ライカ ビットMP [ライカ]

ライカ ビットMP です
皆さんは何に使うものかは判りませんよね
その昔は、カメラのフィルムは手で巻き上げていました
それを如何に早く巻き上げるかと言うことで作られたものです

1956年から1957年にかけて生産されたプロフェッショナル仕様のライカ「Leica MP」生産台数はブラック、シルバー合わせて約450台と非常に数が少なく、希少なカメラのに装着できる「ライカビットMP」です
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当初はMPにしか取付けできませんでしたが1957年、M2の登場によりライカビット対応になりました
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今回入手したビットMPはシルバーでした
私のライカM2はブラックペイントですので再塗装でブラックペイントに施すしました
当然このようなオーダーを完璧に受けてくれるのか「㈱関東カメラサービス」さんです
まずは、シルバーのメッキを薬品で綺麗に落として素材の真鍮にします
これはメッキを剥がして分解した写真です
めったに見られるものではありません
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そして、オリジナルのブラックペイントに施します
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今回は使用感を出すために、少し塗装を剥がして真鍮の地肌を出して戴きました
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綺麗な仕上がりです
ライカMPの生産台数は約450台です
このビットMPの生産台数は不明ですが、450台プラスαですので大変貴重なものです
最近はめったに見ることもなくなったパーツです

ライカ ズミルックス 35mm f1.4 (第1世代)  [ライカ]

以前もご紹介した1960年製のライカ ズミルックス 35mm f1.4 (第1世代)レンズです
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-05-30-4
このレンズの購入に当たってはちょっとしたドラマがありました
それは一本の電話から始まりました
「※※カメラです。○○さんですか。ライカ ズミルックス 35mm f1.4 第1世代が入荷しましたので見に来て下さい」

実はこれよりさかのぼること数ヶ月前、I.C.S 輸入カメラ協会主催の中古カメラ市が渋谷で行われそこにレンズが販売されることがアサヒカメラの広告に掲載されていた
それを見た私、開催当日に開店前に駆けつけ購入しようと考え会場へ出向きました
一時間程度前に行きましたが、すでに数十名の方が並んでいました
会場オープンと同時に突入、でも前に居た人が同店に先に行き、指を指しながらキープと言い欲しかったレンズを購入していかれました
実はこの方、ちょっと有名な中国人のバイヤーで、最終的にこの中古カメラ市で数百万円のお買い物をしていったようです

その後、同レンズを出展していたお店に行きこの事をお話した所
「では次に同じレンズが出てきたら優先的に販売します」
言っていただきましたが、そうめったに出るレンズではないのであまりあてにはしていませんでした

処が、9月のとある日私の携帯がなりました
「※※カメラです。○○さんですか。ライカ ズミルックス 35mm f1.4 第1世代が入荷しましたので見に来て下さい」
「判りました。レンズのシリアル番号はいくつですか」
「176万代の番号です」
「本当ですか、是非見せて戴き購入します」

実はこれは偶然ですが、176万代の製造番号は1960年製のものす
そして、電話がかかってきた日は9月の私の誕生日です

なんと私の生まれた年のレンズで、それも誕生日に電話がありました
この凄い偶然、震えてしまいました

そしてこれがそのレンズです
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これはライカM8で開放f1.4での撮影です
ふあ~とした独特の写りです
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こちらはf5.6まで絞った撮影です
シャープな写りになります
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このレンズは、コレクターの方が手放したそうです
中国に行った同レンズよりもいいものですと言っていました

その後このレンズを㈱関東カメラサービスさんに持って行き、MTF検査してもらったところ
めったに出ない、いいレンズです
当分オーバーホールもなしで使用できますよ
と評価して頂きました

私的にはいいお買い物ができて超満足の一品です


特注のカメラケース [ライカ]

先般こんなものが届きました
ハンドメイドカメラケース製作の「ヒラノ」さんからです
http://www.camera-hirano.jp/
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中にはこのようにカメラケースです
別段普通のカメラケースのように見えますね
でも特注品です
ラインナップにはありません
メール、電話で数回お店とお話して作って戴きました
お店の方も、色々カメラ屋さんに行って調べたようです
それでも現物がありませんので苦労して作られたようです
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底に変な穴が開いています
一体何に使うか判りませんよね
わかる方は相当おたくですよ
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さて、此処に収まるカメラは現在、㈱関東カメラサービスさんで調整して頂いてもらっています
公開は来月位になるかと思います
お楽しみに・・・
誰も待っていないか



ライカ フード SOOFM [ライカ]

これは一体何でしょう
判る方は少ないですよね
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ライカ ズミタール・ズミクロン用フードSOOFM です
折り畳み式フードです
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寸法は広げた状態で横83mm、縦59mm、奥行き46mm、折り畳むと厚さが10mmになります
取り付けた状態はこんな感じです
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折り畳み式フードと言ってもちょっと大きくて使いずらいです
これを付けて撮影している方を見たことはほとんどありません
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このフードは1939年位に作られたのが初めてで、6種類位のモデルが存在しています
使うことはありませんが、コレクションとして持っている感じです


ライカ CL 50周年記念モデル [ライカ]

ライカCL 50周年記念モデルです
ボディーNoから行くと1974~1975年製です
このライカCLは1973~1976年の間に65,000台製造されています
50周年記念モデルは3,500台製造です
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1970年代初頭、一時経営危機に見舞われたライツ社は、より効率の良い部品供給とカメラ組み立てのパートナーとしてミノルタを選びました
ミノルタ側は、大変光栄な事とその提携を受け入れると同時に深刻化していたライツ社の経営立て直しのために体制を確立し、ある意味採算度外視で協力した
このコラボレーションの結果として、一眼レフ用のレンズに関する技術協力、そして後年のライカR3以降R7までのボディシャーシの提供と進んでいきました
そしてこのCL は、ライツ社が設計、ミノルタが日本国内で生産しました
尚、日本国内では Leitz Minolta CL の名称で販売され、海外では Leica CL の名称で販売された
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このカメラは、ライカCL名で65,000台、ライツミノルタCL名の生産台数は不明
しかし、ライツミノルタCL名の生産台数は少なく海外ではこちらの方が人気があります
50周年モデルは別です
ちょっと前であれば結構いい金額でした
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そしてこのコラボが出来ました
以前ご紹介した私が高校生時代に新品で買ったライツミノルタCLです
http://tochitochi-leica.blog.so-net.ne.jp/2012-01-31
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40年ぶりの出会いでしょうか